ちょこ。ころんの介護備忘録

介護士の出来事を記録しています。

夜勤日誌その3~トイレ頻回~

 

要介助者がトイレ頻回の場合、夜勤対応はこうしています。

1.このようなケースです。

認知症アルツハイマー認知症

お薬:利尿剤服用

歩行:要一部介助

排泄:見守り(転倒リスクあるため)

食事:自立

口腔ケア:一部介助

整容:一部介助

人柄:昼夜ともに穏やかで、介助に対していつも「ありがとう」と言って下さいます。

眠気が強いと気分を害される事もあります。

夜間の様子:尿意強く、トイレの為に起きる事が多くあります。夜間は眠りが浅く朝方眠気が強いご様子です。

2.施設での対応はこうしています。

  • 居室内にポータブルトイレの設置しています。
  • 転倒リスクあるため、足元センサーで鳴動したら居室まで訪問する事にしています。
  • よくポータブルトイレに座ったまま眠ってしまうので、ポータブルトイレでの排泄時の見守りを行っています。
  • 時間が分からず、夜中でも起きようとすることがあるので、排泄後の入床誘導をします。(稀にどうしても起きたいと要望あったら少しフロアに出てもらっています。)

3.実際の介助実績はこうでした。

  • センサー鳴動回数は多い日で30回程です。失禁はした事がない方で必ずトイレで排泄されます。
  • 臥床して数分後にポータブルトイレに座られる事もあります。その時、ご本人は数分前に排泄したことは覚えていません。
  • 朝4時頃になると眠気が強くはなりますが、目を閉じたままでもトイレに行こうとされています。この時は介助にてトイレ誘導しました。
  • 夜間トイレ頻回の為、眠れない事もあり朝食前後は傾眠がちです。
  • 日中お昼寝する事もあるそうですが、あまり長くは眠れないとの報告も受けています。
  • 他の利用者様対応時にセンサー鳴動した際は、安全の優先を図って対応するため、トイレ見守りができない事もありました。

4.とあるひの勤務実績はこうでした。

入床数:9床

夜勤人数:1名

勤務時間:16時から翌10時

休憩時間:1時間(実質0時間)

訪室回数:100回(センサー鳴動30回、その他おむつ交換・巡視70回)

おむつ交換数:20回

 

5.まとめ

今回は介助が必要な方が夜間眠れずトイレが頻回のケースを実務ベースの一例での記録になります。あくまで一例ですので毎日がこのようになっているわけではありませんが、様々が職場、またはご自宅で介護されているご家族様に該当する部分があればお役に立てればと思い記事にさせて頂きました。これからも実例を交えた内容を記事にしていきますので、よかったらお付き合い下さい。

 

<自己紹介>

介護経歴:2020年1月から現在

介護資格:初任者研修資格

前職:製造業のサラリーマン

結婚:既婚(子供2人)

介護業界との出会い:製造業の会社をリストラされ、フリーターをしながら職を探していた時に偶然出会いました。未経験からのスタートでしたが前職の経験もあり接遇や対応を評価された為、更なる経験を磨くため現在も継続させて頂いています。